生前に相続の準備をすることは、家族の負担軽減・相続トラブルの回避・節税など、多くの面で非常に重要です。
元気なうちに備えることで、自分の意思を反映し安心して過ごすことができます。
今回は、生前の相続対策の重要性と具体的な相続の準備についてまとめました。
生前対策を行うことにより得られる効果
生前対策は、めんどうだな・・・考えたくないなと、ついつい後回しになることが多いですが
少しずつすすめていけば、ご自身や家族に対しての備えができます。生前対策を行うことにより
以下の効果が期待できます。
遺族の負担軽減
相続後の手続きは、煩雑で、役所・金融機関・法務局などを巡る必要があります。
事前に準備しておくことで、残された相続人の精神的・時間的負担を大幅に減らすことができます。
相続トラブルの回避
遺言書や財産目録がないと何がどこにあるか?誰が何を相続するかで争いが起こることもあります。
生前に意思を明確にしておけば、相続争いを避けることができます。
節税効果
生前贈与(年間110万円まで非課税)や生命保険金の非課税枠などを活用することで、相続税の負担を軽減できます。
認知症・余命宣告への備え
年を重ねていくと、物忘れが多くなったり判断力が低下する場合もあります。
そのため任意後見契約や家族信託などを検討することにより、もしもの時に資産管理をスムーズに行うことができます。
生前にできる具体的な準備
生前にできる具体的な相続の準備とメリットをまとめました。

【相続準備メモ】とは?
相続の準備 のスタートには「相続準備メモ」がおススメです。
身の回りの情報をメモすることで「相続準備がちょっとだけ前に進める」ことができるツールです。
書き方は遺言書と違って自由です。いつ作成を始めても構いません。
今書けるメモだけをピックアップして、かいたらいいので書く範囲も自由です。
例えば、預貯金についてどう整理しようか?と思った場合は下記のメモをご利用ください。

【相続準備メモ】と【エンディングノート】の違い
相続準備メモとエンディングノートは、似たようなものですが大きな違いがあります。
エンディングノートは、まずは自分のための振り返り・頭の整理のためにつくるものということが一般的です。
ノート形式も多いので、網羅的に記入することで網羅的な相続準備にも役立ちます。
ただ、一冊のノートなので空欄ページがあると、完成していないような感じをもってしまったりします。
このあたりがとっつきにくさの原因になっているかもしれませんね。
相続準備メモは、一枚一枚のメモを単独で残すものです。
そのため、一枚メモができたら、一つ相続準備が進んだ、という実感が持てるとツールです。
一枚ずつメモを重ねることで、一歩ずつ相続準備がすすむ、というコンセプトでつくられています。
相続準備メモの目的は、残された方が困らないようにするため、が第一です。
そういう意味で、相続後に残された方への情報の申し送りの色の濃いツールです。
是非、一歩一歩、気になるところからで結構ですので、メモを作成することで準備を進めていただければと思います。
まとめ
今回は、生前の相続の準備についてまとめました。
相続の準備は、感情と制度の両面からのアプローチが不可欠です。
相続の準備メモを活用しながら家族への想いと法的な整合性を両立する設計を心掛けましょう。
執筆:遠山 真由美(大阪市北区南森町)
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