防犯対策は「お金よりも施錠」

相続ブログ

最近は高齢者の一人暮らし世帯も増えてきましたが、住宅へのオートロックや二重ロックなど防犯設備も充実しています。それが功を奏したのか住宅の侵入の件数が減っています。現状はどうなっているのでしょうか?

住宅侵入の認知件数

警視庁が公表しているデータによると、住宅窃盗の認知件数は平成15年度より減少傾向が続いています。しかしながら今だ多くの住宅が被害にあっているのも事実で令和2年度の統計では全国で22,299件もありました。

住宅防犯設備が充実しているにも関わらず、侵入者はどういった手口で犯行に及んでいるのでしょうか?

侵入口と侵入の手段

令和2年度の警視庁データを見てみましょう。(警視庁スマイル防犯110番)

自宅への侵入により窃盗する場合の侵入口は、窓や表出入口(玄関)でした。
そして侵入方法が無締りがほぼ半数を占めていることに驚きです。
急いで家を出てしまったり、うっかりして施錠し忘れ・・・窃盗に・・・

鍵をかけ忘れてしまう無締りによる侵入窃盗が半数を占めるということは、皆さんが施錠を気に掛けるだけで家への侵入のうち約50%を防ぐことができます。

防犯対策のポイント

出費をかけなくてもできる防犯対策は、例えば以下のようなものがあります。
① 短時間の外出でも施錠する
② 合鍵を郵便ポストなどに置かない
③ 脚立やポリバケツなど泥棒が侵入する際の足場となるものを置かない
④ 長時間留守にする場合は新聞の配達を止める(長期不在を泥棒に知らせないため)

まとめ

前回のブログで書いた通り、最近では高齢者がお一人で暮らしている世帯も多くなってきており、防犯面での対応も必要となっています。家への侵入の約半分が施錠のし忘れによるため、少しの注意で大きな犯罪を止めることができますね。

最近ではご高齢者を狙う輩もいますので、地域のみなさんとも協力して注意喚起したいものです。

執筆:遠山 真由美(大阪市北区南森町)

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