一日の内、どれくらい座ってますか?
皆さんは一日どれくらい座っていますか?
車・電車・バス・仕事中・テレビや動画を見る等、現代において生活の中で座ることが当たり前になっています。
座りすぎは健康リスクを高めます!
近年、テレビやパソコン使用など座って行う座位行動が長時間になると様々な健康リスクが増加することがわかってきました。
「一日8時間以上座っている人は3時間未満の人に対し死亡リスクが1.2倍になる」という報告や「テレビを1時間じーーーーと座って見続けると余命が22分短くなる」という報告もあります。他には肥満・糖尿病・がん、認知症などの増加とも関係しています。
日本人は世界一座っている!!
シドニー大学の世界20か国における平日の総座位時間の調査では、時間が短い国はポルトガルで150分(2.5時間)でした。
日本はというと・・・サウジアラビアと並んで最長の420分(7時間)となりました。
このように座る時間が増えたのは働き方が変化したことも大きな要因となっています。
オフィスワーカーの7割は「座りっぱなし」
全国の20代から60代のオフィスワーカー1200人を対象に実施した調査によると、オフィスワーカーの約7割(68.9%)が
デスクワーク中は、「座りっぱなし」でした。
会社務めのほとんどの人は、常時座りっぱなしという結果です。(岡村製作所調べ)
座りすぎが体に影響するメカニズム
立ったり歩いたりしている時間は脚の筋肉がよく動きます。このとき筋肉の中では血液中から糖などを取り込み代謝が行われます。
ところが長く座る時間が続くと代謝をしていた脚の筋肉が動かず体全体の代謝機能が落ち、血液やリンパの流れが悪くなります。
その結果、病気のリスクを増加させると言われています。
また、一日の合計の座位時間が同じでも、座位行動を中断する回数が少ないと代謝疾患を増加させると言われています。
一番注意すべきことは、この悪影響は週末に運動した程では打ち消すことができません。
あなたの座る時間調査
50代の工場を自ら経営するに男性に一日何時間座っているか確認してみました。
工場を行ったり来たりする日が多いこと・デスクワーク主体の方より座る時間が少ない印象ですが、蓋をあけると大きく違っていました。
移動は基本的に車が多い・電車の移動する時はすぐに座る。職場では座りっぱなし・家に帰るとソファーでテレビ。
実際は10時間近く座っていました・・・
座りすぎで内臓脂肪の増加も見られました。
「自分ではよく動いている・よく歩いている」というつもりでしたが、10時間も座っていることにびっくりです。
一度、皆さんも見直してみてはいかがでしょうか?
座りすぎにご注意を!オフィスや自宅でできること
長時間の座りっぱなしが体にどれだけ悪影響があるかが分かりました。
それなら座り時間を減らすことが理想ですが、全てを変えることはなかなか難しいものです。
そんな方におすすめ事項をまとめました。ぜひ実践してみましょう。
オフィスでの実践例
用事がなくても立ち上がり少し体をのばす
座っている時間を短くしていくと、長く座っていることに違和感を持つようになります。
それ程、長く座ることは体に負荷がかかっているのです。少し伸びをしながら気分転換してみましょう。
用事があるときは内線を使わずに歩く・こまめにコピーを取りに行く
ちょっとした用事なら内線や社内メール等で済ませがちですが、そこは歩いて直接伝えましょう。
社内のコミュニケーションも円滑にすすむでしょう。
立って会議や仕事する
全ての会議や仕事は難しいと思いますが、少人数で短時間の会議なら可能かもしれません。
スマホやパソコンのアラーム機能を使用する
1時間以上ずっと座り続けるのは体にとってよくないことです。
しかし集中しているとついつい1時間以上過ぎてしまうという方も多いでしょう。
そんな時はアラーム設定を使って45分に一度は席から立つことをおすすめします。
通勤や自宅での実践例
通勤中のバスや電車で座らない
通勤で公共交通機関を使う方はなるべく座らないようにしましょう。立った状態では座るよりカロリーを消費します。
また、脚の筋肉を使い代謝アップします。
こまめに階段を使う
座りっぱなしだと運動量も少ないことが多いです。無理のない範囲であればできる限り階段を使いましょう。
見ないテレビは消す
テレビはついていると、ついつい時間がたってしまいます。不要なテレビは消して時間を有効活用しましょう。
ネットサーフィンは時間を決める
テレビと同じですが、ネットもあっという間に時間が過ぎてしまいます。時間を決めて活用しましょう。
ネットショッピングよりも直接店に買い物に行く
最近はネットショッピングを楽しむ方も増えてきました。
たまには直接お店へ出かけてみるのはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、世界一座りすぎの日本人!についてのリスクと予防策をまとめました。
自分自身も意識しないと1時間以上座りっぱなしの時が多いと気づきました。
今後は予防策を意識し実践していきたいと思います。
執筆:遠山 真由美(大阪市北区南森町)
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